Webデザイナーにコーディングは必要？成功するためのスキルの身につけ方を解説

駆け出しのWebデザイナーさんからよく聞かれる質問のひとつが

です。

たしかに、近年ではノーコードでサイトがつくれるケースも増えており、コーディングなしでWebデザインをする現場も見られるようになりました。そのため、「コーディングスキルが本当に必要か」に対する考えも少しずつ変わりつつあります。

そこで本記事では、Webデザイナーとして成功するためにコーディングが必要か、またどのようにして必要なスキルを身につければよいかを解説します。

Webデザインのスキルアップもしつつ、仕事の獲得に役立つ実践的な方法も盛り込んでいるのでぜひ最後までお読みください！

Webデザインにおけるコーディングとは？

Webサイト制作は主に、デザイン制作の工程と、そのデザインを実装するコーディングの工程に分けられます。

デザイン制作はデザインツールを使用し、Webサイトの完成イメージとなるデザインデータをつくっていきます。

一方コーディングは、デザインを実現させられるように、プログラミング言語を使用してコードを記述していく作業です。

コーディングでは、

といった言語で、PCに指示を出すことですすめていけます。

それぞれの言語の詳細は下記のとおりです。

言語	説明
HTML (Hyper Text Markup Language)	Webページの基本構造をつくるための言語で、見出しや段落、画像、リンクなどを定義する。Webページの「骨組み」を形成する役割を担う
CSS (Cascading Style Sheets)	HTMLで構築されたページの装飾を担当する言語で、文字サイズ、色、レイアウトなどのデザインを指定する。ページを美しく見せ、ユーザーが使いやすいように整える。
JavaScript	Webページに動きやインタラクティブな機能を追加する言語。ボタンのクリックやフォーム入力に対する反応など、動的な要素を実装する。

コーディングも専用のツールを利用します。有名なのは「Atom（アトム）」や「Dreamweaver」などですね。

Webデザイナーにコーディングは必要なのか？

さて本記事の最も大きな問いである、「Webデザインにコーディングが必要なのか？」ですが、

ずばりコーディングができなくても大丈夫！が回答です。

Webデザイナーにはデザイン制作とコーディングの両方のスキルで活躍する人もいれば、デザイン制作のみに特化して活躍している人もいます。

コーディングなしで本当にWebデザイナーとしてやっていけるの？と思う方もいるかもしれませんが、コーディングをしない場合は下記4パターンがあります。

それぞれ解説しますね。

分業でデザイン制作に専念する

デザインとコーディングを分業してすすめることで、コーディングができなくてもWebデザイナーとして活躍できます。分業することで、個人の強みを最大限活かしながらの業務が可能です。

コーディングのみをする人をコーダーやエンジニアと呼び、彼らとタッグを組んでいきます。

実際にWebサイト制作の企業では、分業してサイトをつくっているケースも少なくありません。

Webデザイナーだからといって必ずしもコーディングと両方できなくてもOKです。ただしコーダーとのコミュニケーションで、最低限知っておくべきコーディングの知識はあるので、完璧には避けられないことを頭の隅に置いておいてくださいね。

コードジェネレーターを活用する

コーディングの専門的なスキルがなくても、コードジェネレーターを活用する手があります。

ジェネレーターとは、デザインした要素をもとに自動でコードを生成してくれるツールのことです。

自分が制作したデザインに必要なコードを作ってくれるので、コーディングに不安があるデザイナーにとっては強力な味方になってくれます。

たとえばWebデザインのスクールである「Dlop Design」は、独自で100万円かけて開発したLPジェネレーターというツールを活用することで、デザインデータからLPの画像コーディングを行っています。

LPジェネレーターを使えばコーダーと分業することなくLPを一人で納品までもっていけるでしょう。

一人で納品までの工程ができれば、制作のスピードも単価もあがります。

ノーコードツールを活用する

ノーコードツールを活用することで、コーディングをせずにWebサイトをつくれます。

最近はますますノーコードツールが進展してきているので、コーディングの知識が少なくてもデザイン性の高いWebサイトの制作が可能です。

代表的なプラットフォームをあげると「STUDIO」や、ECサイトに特化した「Shopify」がありますね。

ノーコードツールを使用すれば、Webサイトを完成させて納品までもっていけることもあるので、仕事の幅は広がるはずです。

ただしノーコードツールには限界があります。かんたんなLP（ランディングページ：1枚もののWebサイト）などであれば制作できますが、予約システムなど複雑な機能の実装をノーコードツールのみで制作するのは難しいです。

コーディング不要のデザイン制作に特化する

ロゴ制作やバナー制作はコーディングを必要としないデザインです。

そもそもコーディングが必要ない制作物のデザイナーとして活動すれば、コーディングにとらわれることはありません。

ロゴやバナーはIllustratorやPhotoshop、Figmaなどのデザインソフトで制作をすすめていき、納品します。

デザインソフトのスキルが重要であり、コーディング知識はほぼ求められません。

これらに特化することでWebデザイナーとしてのキャリアを築くことも可能ですよ。

コーディングを習得するメリット・デメリット

上述のとおり、Webデザイナーは必ずしもコーディングが必要ではありません。ただ、コーディングの知識があるに越したことがないのも事実。

しかしコーディングの学習にはメリット・デメリットがあるので学習をするタイミングは、実力を確認してもらい、現役のデザイナーさんなどからのアドバイスをおすすめします。

コーディングの学習メリット・デメリットを見ていきましょう。

コーディングを習得するメリット

コーディングの知識があれば、Web上のデザインがどのように実装されているかを理解できます。

そのため、コーディングで実現不可能なデザインデータの納品リスクを回避できます。

破綻したデータの納品は初心者Webデザイナーにありがちなミスです。

逆に、コーディングの工程で微調整や修正が少ないデザインデータに仕上げられたり、コーダー / エンジニアとのコミュニケーションがスムーズになったりするので、案件をスムーズにすすめられるでしょう。

さらにコーディングができるWebデザイナーは、デザイナー以外のポジションにつく可能性もでてきます。仕事の幅が広がり、ディレクターなどのポジションを獲得できる可能性が増えます。

コーディングを習得するデメリット

コーディングを習得するには多くの時間を投資する必要があります。

を網羅的に理解しようとすると、少なくとも数か月の学習時間が必要です。コーディングの学習自体はデザインのスキルとは異なるため、コーディングに時間をかければかけるほどデザインについて学ぶ時間は減っていきます。

そうなると、デザインに絞ってスキルを磨いている人には劣ってしまうかもしれません。

未経験からであれば、まずはデザインスキルの向上に絞った方が結果は早いです。

Webデザイナーの学習方法

といった目標であれば、上述したようにいったんはコーディングよりデザイン制作にリソースを割きましょう。

問題なのは、どのようにデザイン制作のスキルを学んでいくかですよね。

基本的には、独学かスクールに通うかの2パターンあるので、それぞれ解説していきますね。

本やオンラインで独学

独学で学ぶメリットは、コストを抑えつつ、自分のペースですすめられる点です。デザインツールの基礎を解説した書籍や、YouTubeなどではオンライン講座もあります。

独学は自分の都合に合わせてすすめられるので、仕事や学校があっても両立しやすいでしょう。

しかし学習の方向性がわかりにくく、とくに実務で役立つスキルを習得するには限界を感じることがあるかもしれません。

スクールを利用する

スクールに通うことのメリットは、体系的かつ実践的な学びを短期間で習得できることです。

経験豊富な講師からのフィードバックを受けることで、Webデザインのスキルが実務レベルで磨かれるでしょう。

また、ポートフォリオ制作のサポートが含まれていれば、そのままクライアントに実力を証明できます。

もちろん、スクールには費用がかかるため、投資と考えて慎重に選ぶ必要はあります。

もし本気で案件を獲得し、Webデザイナーとしての仕事をはじめるためのスキルを身につけたい場合は「株式会社Dlop」が展開する「Dlop Design」がおすすめです。

Dlop Designは高収入をキープしている現役Webデザイナー講師「ゆり」が、女性向けに立ち上げたWebデザイナーとして独立するためのカリキュラムです。

まとめ

本記事ではWebデザイナーになりたい人や駆け出しの人に向けて、コーディングスキルが必要かどうか、学習のメリット・デメリットなどを解説してきました。

結論としては、Webデザイナーにコーディングスキルは「必須ではない」です。

デザイン制作スキルをあげ、Webデザイン案件の獲得方法を学べば、十分Webデザイナーとして活躍できます。

ただし、身につけておくと大きな利点があるというのが、Webデザイナーにおけるコーディングスキルの位置づけでしょう。

コーディングは後で必要になった際に学んでも大丈夫です。

「株式会社Dlop」が展開する「Dlop Design」では、本気でWebデザイナーの道をすすみたい女性に向けてマンツーマンでサポートいたします。

LPジェネレーターによるサポートもあるため、コーディングに不安があっても問題ありません。